全国的に梅雨入りしつつある今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。
今回6月中旬の回ということで、テーマは「今、活動中の就活生に出会うためにはどうしたらいいか?」というお話をしたいと思います。
6月中旬には、すでに就職活動中の学生は少なくなっている
はっきり言うと就活生は今までよりもかなり少なくなっていると思います。
今年の具体的な数字は不明ですが、毎年の例で言うと、おそらく2~3割ぐらいの学生しか活動していない可能性が高いです。
先月までであれば、3年生・4年生はほぼ就活生だった時期もありましたが、今はもうやめてしまっている人も多いでしょう。「黒髪から茶髪に戻した」といった学生も増えてくる頃です。
つまり、就職活動中の学生はバラバラと偏在している状態になります。
ということは、なかなか就職活動している学生自体にアプローチすることが難しくなってきますので「どうしたら就活生に会えるのか」ということについてお話します。
1.就職ナビにプレエントリーしている未接触の学生にアプローチする
まずはみなさんの会社がもし就職ナビ(リクナビやマイナビなど)をやられているのであれば、そこのプレエントリーをしているけれども未接触の学生に対して、アプローチをすることです。
そしてできれば、メールよりも電話をおすすめします。その人達をリストアップして一人ひとりに電話をかけていきます。
その時大事なことは、最近エントリーしてきた人だけを狙うのではなく、何度かメールを送って反応がなかった人にも試してみることです。6月の大手企業の採用活動が終わった後になると、就活生も急にモードが変わります。大手企業ばかり見ていた人が、もし大手企業が全部ダメだったとしたら焦り始めて、以前だと無視していたメールなども、今届いたら見る、という人もいるわけです。
ですから、今までのリストで「見込みなし」としていたものをもう一度復活させて、例えばドタキャンした人とか、そういう方も入れてみてもいいでしょう。そういった人たちの一人ひとりにできれば電話、もしくはメールを使ってアプローチしていくというのが1番の正攻法です。
2.オファーボックスなどのスカウトメディアを活用する
もう1つは、Offer Boxに代表されるスカウトメディアの活用です。
大手企業の採用活動が終わった6月中旬から7月末のこの時期、一時的に学生の活発度が上がります。
この時期こそむしろオファーボックスを中心としたスカウトメディア活用の、一番のピークだと言っても差し支えないでしょう。
スカウトメディアにかなりパワーを割いて、今活動している学生にスカウトを打ちまくることが二つ目の方法です。
3.内定者に協力してもらい就職活動中の学生を紹介してもらう
最後にもう一つ、裏技的なことをご紹介します。
就職活動をしている学生がどこにいるか一番知っているのは誰でしょうか?
それは学生です。
みなさんにとって一番近い学生は誰でしょうか?
今の時点で受諾してくれている、内定者です。
みなさんの会社にも、何人か内定受諾してくれている学生がいると思います。その方達に対して、協力を仰ぎましょう。
できれば会社に来てもらったり、食事をごちそうするなり何かしらのことをして協力してもらい、「まだ就職活動を続けている学生がいないか」を聞き、もしもいたら「紹介してくれないか?」とお願いしてみることです。いわゆるリアルタイムのリファラル採用です。今の内定者に同学年の就活生を紹介してもらうことが意外に効きますので、是非お試しいただければと思います。
さらに、どこまでリレーションがあるかにもよりますが、内定辞退をした方でもリレーションをきちんと取っている方に連絡して、内定者に実施しているのと同じように、「周りの人に就活中の人がいませんか?」と聞いてみることは、すごく効果があります。むしろ、内定者よりも辞退者の方が一生懸命に紹介してくれる場合もあるぐらいです。
私も昔、リクルートで採用をしていた時は、辞退者からのリファラルをやっていましたが、そこから内定者が出ることも結構ありました。
ということで、3つめのポイントは裏技的になりましたが、学生を一番よく知っているのは学生です。内定者や、あるいはリレーションの深い辞退者、もしくはリレーション次第では内定未受諾の人に、「今周りで就職活動している人はいませんか?」という質問をしてみて、そこから挙がってきた人に会って選考に繋げていくことは、ものすごく有効ですので、ぜひお試しください。
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