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就活生の親対策~冬休み編

みなさんこんにちは、人材研究所代表の曽和です。
今回は「就活生の親対策~冬休み編」についてお話ししたいと思います。

就活生の皆さんはそろそろ冬休みに入る時期です。
実家へ帰省する就活生は、おそらく就職についてどう考えているかを親に相談したり、報告したりすることでしょう。
就活生は親にいろいろなアドバイスや意見をもらうことになると思います。
そのような場合に、就活生の気持ちが自社から離れないようにするために考えられるポイントをお話しします。

就活に意欲的にアドバイスをしてくる親に対して、就活生が説得できるようにする

まず、面談などで、その就活生が就職に対して親からどんな影響を受けているのか確認します。
いきなり「親」というキーワードを出す必要はないのですが、最初にどういう人に就職の相談をしているのかを訪ねます。親なのか先輩なのか先生なのか、いろいろな答えがあると思います。
そこで「親です」と答えた就活生に対して「親御さんは、あなたの就職活動にどんなアドバイスをしているのですか?」とストレートに聞いてしまいましょう。
「安定している会社がいいぞ」「給料が高いところに入らないと出世しても給料が上がらないぞ」「転職が多い会社だから気をつけろ」など、いろいろな心配をしてアドバイスをしておられると思います。
就活生が親に何を言われているか分からなければ対策も打てませんので、まずは言われていることを聞き出します。

もっと言えば「親御さんは、自社についてどう思っているのですか?」と聞いてみるのです。
そこで「いや~……」と口を濁したり「特にありません」と言われるようなら、もしかしたら残念ながらその就活生自身が自社に興味を持ってくれていないのかもしれません。
学生の自社に対する意欲のチェックにもなりますので「うちに対してどう思っているか、親御さんに聞いてみてよ」「出てきた質問があれば教えて。自分たちも答えたいから」と、しつこいくらいに念を押すといいです。

学生といえど大人なので、親の意見ですべてが決まるわけではありません。
しかし、最後の最後決まるというタイミングになると、必ず親は出て来られます。
「ずっと心配していたが、やっぱりこの会社はやめておきなさい」と言われ、「じゃあ、やめます」というふうにどんでん返しが起こることもあります。
その時になってから自社の情報をインプットしても遅すぎるので、親の不安に思うことを就活生が自ら説得してあげられるように情報を提供するといいでしょう。

親は社会的な地位や安定を気にするもの

外ではチャレンジャーでリスキーなことを気にせず立ち向かう人であっても、親という立場になったとたん、子どもの将来に関することには保守的になり、社会的な地位や安定を気にするものです。
親心とはそういうものだと思います。
そういう場合、自社の社会的な評判や立ち位置を知ってもらうと安心につながります。
日経新聞、ダイヤモンド、東洋経済の新聞・雑誌の切り抜きやピックアップ記事を見せることで、自社内に所属している人の声ではなく「外から見ても社会的に地位のある会社」と思っていただけるでしょう。

また、Great Place to Work®のような「働きがいのある会社」ランキングなどに参加していればそういったものを見せるのも有効です。
ランキングに参加していなくても、自分で作ってしまってもいいと思います。「業界のこの分野の中でシェアナンバーワン」など、一般的には知られていなくても世の中で知られている、ということが示せるデータがあれば、社会的な地位があると表せます。

また、財務が誇れる場合はそれも良いと思います。
「健全な経営をしています」「○年連続増収増益」など、財務のことを情報として提供すると、学生にはピンと来なくても、ビジネスパーソンとしての知識がある親なら大きな安心材料となるでしょう。

本日は「就活生の親対策~冬休み編」についてお話ししました。

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