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採用広報解禁直後、なにをすればいいですか?

採用広報解禁直後に何をすればいいのか迷う担当者

今回から3回にわたり、今の時期の人事・採用担当者の皆さんのお悩みにおこたえしていきます。
今日は1回目という事で一つ目の悩みからお話したいと思います。
「自社は有名企業ではないですが、採用広報解禁直後、スタートダッシュは何をしたらよいです か?」というご質問をいただきました。これについてお答えしたいと思います。

説明会開催の基本的な考え方は大企業と同じことをしない

採用広報解禁直後、大企業、有名企業が軒並み説明会や各種適性検査等を始めます。
基本的な考え方としては、「大企業と同じことをしない」というのが、重要です。
よくある失敗として、他社が説明会をしているのと同時期に、自社の説明会のピークをそこに設けて 開催してしまうパターンです。大手企業の説明会と同時期に開催してしまうと、大手企業の方に学生が集中してしまい、自社の説明会には閑古鳥が鳴く、あるいはドタキャンが続く、ということになってしまいます。
ですから基本的には、採用広報解禁直後に会社の説明会等のピークを持ってくるのは避けたほうが良いでしょう。

先にリレーションがある人たちに声をかける

まずやるべき事は、既に会った方々向けの説明会や懇親会等のイベントを開催し、リレーションを深めていくことです。
既に会った方々とは、プレ期と言われるナビ解禁前までに、インターンシップで出会った学生 、OB・OG・社員の後輩などからリファラルで会った学生など、一度でも会った事がある人達のことです。
就職活動開始後の忙しい時に全く会った事が無い方をイベントに呼ぶと、なかなか来てもらえません。
なぜなら有名企業、大手企業がイベントを多数開催しているからです。
すでに一回でもリレーションがある方でしたら、多忙な中でも皆さんの会社が開催する採用イベントに来てくれる可能性は高まると思います。
お勧めは、初めて会うような説明会を設定して募集をかけるのではなく、これまでに接点のあった方々や強固なリレーションがある方々にフォーカスしたイベントを開催する方が有益な時間の使い方でしょう。

周りが落ち着いてきた4月から粘る

その後、大企業の説明会等のイベントはだんだん落ち着いてくるはずです。
ご存知の通り3月末が期末の会社は4月になると、入社や評価報酬の仕事等、人事担当者が一番忙しい時期と言っても過言ではないと思います。
そうすると大手企業の採用活動自体がどうしても鈍ってくるわけですが、そこが逆に狙い目です。
中小企業やベンチャー企業にとっても4月は忙しい時期です。
しかし、大手企業の新卒採用の力が落ちてきたところで採用イベントを開催すれば、競合が減っているわけですから、参加率も上がっていくことになります。
2、3週間の差で大きく風向きが変わってくるのが新卒採用です。
細やかに方向転換しながら、それぞれの時期を過ごしていくことが最初のスタートダッシュ時期には大切です。

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