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大和ハウス工業株式会社様

採用を「感覚」から「戦略」へ~ガラパゴスからの脱却を目指した採用改革~

本社経営戦略本部人事部採用・人財開発グループ 担当課長 三小田 和弘さん

概要

クライアント紹介

1955年に大阪で創業された日本最大級の建設企業。​ハウスメーカーに思われがちだが、実は戸建住宅や賃貸住宅のほかにも、商業施設や物流施設、医療・介護施設の建設などゼネコンの側面もあり、都市開発や再開発、さらには海外での不動産開発など、多岐にわたる事業を展開。グループの売上高は5兆円、従業員数は45000人(どちらも2024年3月時点)を超える日本を代表する企業の一つ。

支援内容

採用コンサルティング(伴走支援)

お話を聞いた人

大和ハウス工業株式会社
本社経営戦略本部人事部採用・人財開発グループ
担当課長
三小田 和弘さん

 コンサルティング導入の経緯

人材研究所(以下、-)

-正直なところ、大和ハウス工業さんほど実績が豊富で多くの応募が集まる企業様からご相談いただけたことに喜びつつ驚きも感じています。今回ご依頼くださった背景について、ぜひ教えていただきたく思います。

三小田さん
「そうですね、当社は採用数が非常に多く、これまでは自己流で内製化して進めていたため、ガラパゴス化というか外部の意見を取り入れる文化はあまり根づいていなかったんです。そんな中で、”自社だけで採用の良し悪しを判断するのは限界がある”と感じるようになり、客観的にチェックしてくれる外部の視点が必要だと強く思うようになったんです。」

-採用はガラパゴス化しやすいですもんね。その中で当社にご依頼くださったのはどういった点からだったのでしょうか。

三小田さん
「人材研究所さんは、事業会社の経験者が立ち上げた会社だと知り、いい意味でコンサルティング過ぎないといいますか、理論や設計だけでなく、事業会社目線でどこまでも実践的なアプローチを考えてくれる点に惹かれて依頼を決めました。ちなみに、私は営業から人事に異動してきた際に、曽和さんの『人事と採用のセオリー』も読んだことがあり、当時は『曽和さんってあの曽和さん!?』という感じでした(笑)」

人材研究所の特徴

-そんなご縁だったのですね!実際に、コンサルティングしていく中で感じた”実践的”なところはありますか?

三小田さん
「一番は、強みとして打ち出していただいてる部分でもあると思うんですが、心理学と言いますか、心情重視なところです。例えば、当社は採用数が多いのでどうしても学生一人ひとりと向き合いきれないところがありました。けれど、売り手市場が続く中で学生一人ひとりに向き合った個別の対応をしていかなければいけない、でもそうは言いつつも全候補者には個別対応できない中で、『じゃあこういうタイプの人にはこういう対応を』だったり、『ここからは個別に』だったり、どこまで出来るか、というところまで考えていただけていたのが、一番良かったです。」

-実際に出来ることには限界がありますもんね。 

三小田さん
「もう一つ例を挙げるなら、内定者リクルーターをどう進めていくのが良いか、と相談させていただいた際に、まずはリクルーターの方をどうやる気にさせるか、ということから教えていただいたのも、実践的だなと感じる部分ですね。プロダクト納品型だと現れない要素だと思っていて人材研究所さんの特徴だなと思います。」

-恐縮です。

三小田さん
「また、実践的とはちょっと異なるかもしれないですが、AllSayYesなところも御社の特徴だなと思います(笑)」

-AllSayYesですか?(笑)

三小田さん
「はい。イベントなど企画系だったら企画やりますというのもありますし、この時期はもう企画している時間無いので今すぐ出来ることを即戦力でやれることやりましょうとか、時期に合わせてなんでもやってくださる感じ、っていうんですかね。それはすごくありがたかったです。」

コンサルティング前後の変化

-確かにそうでしたね。大和ハウスさんも色々ご相談くださるので、僕らも経験させて貰えたみたいなところもあったと思います。そこから貴社内でどのような変化が起きていきましたか?

三小田さん
「最近感じてくださっているかもしれませんが、若手のメンバーも最初は定例会に出てもなかなか発言しない、みたいなのって多かったと思うんです。でも、ちょっとずつ勘所がわかってきて、自分から相談事を考えることが増えたんですよね。メンバーの採用に対する意識が明らかに変わったなとは思います。そこが一番大きいと思います。採用って不合格にした人が実際活躍してたかどうかなどはわからないので、自己否定しなければつつかれることもないことが多いと思うんですが、自己否定して改善していく文化になりつつある、と思います。」

-ほんとそうですよね、最近では三小田さんとも定例会でお会いする機会も減ってくるぐらいに、各担当の方々と濃密にお話しする機会が増えたと思います。

三小田さん
「そうですよね。それで、良いと思った候補者にはすぐ個別面談を設定し優先的に選考を進める、なども各担当が考えてくれたりするようになって、っていうのがありますね。

 他にも、データ分析をより重視するようになりましたね。これまでは経験と勘を頼りにしすぎていた部分が大きかったのが、世の数字とか歩留を意識してこの歩留はイケてるんだろうかとか、後は適性検査もきちんと活用するようになってきましたね。なので、特効薬をもらったというより、自分で痛みを探し直していく習慣を教えてもらえた、と思っています。」

今後について

-すごくいい表現をしていただいてありがとうございます!最後に、今後の展望などあればお伺いしたいです。

三小田さん
「プロダクトもやはり大事ですがそれをどう現場に浸透させていくか、現場の方が”ディレクター”でなく”演者”として採用に関わってもらうというのが意外に難しいので、人材研究所の強みである現場も理解したうえでの実践的なご支援をいただけると嬉しいです」

-はい!今後ともよろしくお願いします!三小田さん本日はありがとうございました!

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