
概要
クライアント紹介
2006年設立。東京都墨田区に本社を構えるITソリューション企業。システムエンジニアリングサービス(SES)を中心に、Web制作や人材育成、教育研修支援など多角的に事業を展開。理念経営を目指し、「豊かさの創出」を企業理念に掲げ、社員・顧客・社会それぞれの幸福を追求。顧客ごとの課題に即した柔軟な提案力と、現場視点に立った対応力を強みとする。第14回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 受賞。
支援内容
お話を聞いた人
グローバルビジネスソリューション株式会社
代表取締役
前山 真希さん
コンサルティング導入の経緯
人材研究所(以下、-)
今回ご一緒させていただいた背景を、あらためて当時の状況も含めて教えていただけますか。

前山さん
「きっかけは、ちょうど会社分割をしたタイミングでした。組織をリスタートさせるにあたって、「理念経営を軸に会社をつくり直したい」という思いが強くありました。その実現に向けて、人事評価制度をしっかり整えなければいけないと考えていたんです。」
-なるほど、制度の刷新は経営の再構築とセットだったんですね。
前山さん
「はい。当時の制度は曖昧な運用で、社員からの納得感もありませんでした。自分たちでも「うまく評価できていないな」と感じていたんです。採用の課題もありましたが、そちらは別の会社さんにお願いして、その会社さんからご紹介いただいた御社に人事制度のほうをお願いすることにしました。」
-そうだったんですね! ご紹介いただけて本当にありがたかったです。
前山さん
「御社の組織分析資料を拝見したときに、「これは本質を突いているな」と強く思いました。あのときに感じた直感は、今振り返っても間違っていなかったと感じています。」
人材研究所の特徴
-実際にご一緒してみて、当社の支援で印象に残ったことはありますか?
前山さん
「まず一番に感じたのは、「構造的に課題を捉えてくれること」でした。『キャリアベース』(パーソナリティサーベイ)のデータや社員インタビューを通じて、私たちの組織にある本質的な課題を言語化してくださったのが、とてもありがたかったです。」
-ありがとうございます。初期の診断フェーズは特に慎重に進めさせていただきました。
前山さん
「それから、いわゆる“パッケージ提案”ではなかったのもよかったですね。我々の実態に合わせて制度設計してくださる「注文住宅的なアプローチ」が、まさに私たちが求めていたものでした。」
-「注文住宅」という表現、とても嬉しいです(笑)
前山さん
「あとは、コンサルタントさんとのコミュニケーションが心地よかったですね。なんでも話せる安心感があって、「もっと話したい」と思える関係性をつくってくださったことは、制度づくりのプロセスでも大きかったと思います。」
コンサルティング前後の変化
-制度を導入されたことで、社内にどのような変化が起きましたか?

前山さん
「一番印象に残っているのは、社員から「もうこの制度、変えないでほしい!」と言われたことです。以前は評価の基準が不透明で、評価シートも提出はするけど実質は機能していないような状態だったんですよ。でも、新しい制度では「どこが評価されるのか」「どんな行動が昇給につながるのか」が明確になって、社員自身も納得しながら取り組めるようになりました。」
-それは本当に嬉しいフィードバックですね!
前山さん
「はい。それに、制度設計のプロセスに現場のメンバーも参加してもらったことで、「一緒につくった」という実感があるんだと思います。給与や人事制度の話って普段なかなかしづらいじゃないですか。でもあのプロジェクトでは、みんなが率直に意見を出せて、学び合いの場にもなっていました。」
-まさに、制度設計を通じて組織そのものの対話力も上がったんですね。
前山さん
「そうですね。月報での記録と評価項目の連動もできるようになって、日々の業務と年次評価のつながりも社員にとって見えるようになったのは、とても良かった点だと思います。」
今後について
-最後に、今後ご一緒できそうなことや、御社として考えておられる展望についてお聞かせいただけますか?

前山さん
「最近、当時いただいた資料を改めて見返してみたんです。すると、「あのときやりきれなかったこと」「今だからこそもう一度深掘りしたいこと」がたくさん見えてきました。人事評価制度によっていろんなものがクリアになった一方で、次のステージに向けての課題も明確になってきています。」
-そう言っていただけると光栄です。課題が見えるというのは、変化が進んでいる証拠ですね。
前山さん
「ありがとうございます。今後は、採用や育成領域も含めて、またご相談させていただけたらと思っています。人材研究所さんの「現場とともに制度をつくる」というスタンスは、うちにとって非常に親和性が高いと感じているので、ぜひ今後も一緒に走っていただけたら嬉しいです。」
-本日はありがとうございました!
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